始まりのラピスラズリ


「え……?」


雅美の言葉に、私の思考が止まる。


雅美は私から体を話すと、両手で自分の頬を包み込んで私の方を見てきた。


「最初からいいなって思ってたんだけど、この前食堂で話した時に、好きになっちゃった!」


「そ、そうなんだ……」


止まった思考でそれだけ返すと、雅美が私の手を握ってくる。


「アオちゃん、協力してくれる?」


「え……?」

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