始まりのラピスラズリ


「わぁ、これ可愛い!」


目の前ではしゃぐ私服姿の雅美は、誰が見ても美少女だと思うだろう。


今日は祝日。
場所はパーティーグッズの専門店。


一昨日、雅美からきた

『あたしのクラスが文化祭でアニマルレストランをやることになったんだけど、それに使うカチューシャとかを探しに行きたいの!
でねっ、今度の祝日に、悠久先輩と行きたいの!
でも、2人きりだと緊張しちゃうから、みんなで行きたいの!
だから、アオちゃんからみんなを誘ってくれないかなぁ?』

という連絡の元、私は、部活が休みだった3人を誘って雅美と一緒にここにやって来ていた。

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