始まりのラピスラズリ
驚いている舞子の方に顔を向けて黙っていると、私を見た舞子は先輩の方を向いた。
「そうですよ、悠久先輩!
私達これからマクドで女子トークする予定なんで、悠久先輩は岩崎先輩が言ってたように、雅美ちゃんを送ってあげて下さい!」
舞子……。
舞子がそう言うと、先輩は呆れた顔で私達を見る。
「マクドって…、お前らさっき買い食いしてただろ。食べ過ぎは太るぞ」
「あっ、可愛い乙女にそんなこと言ったらいけないんですよ!
いいから早く帰って下さい!」