始まりのラピスラズリ


「悠久、愛生ちゃんのクラスに行って昼食べてくれば?」


「は?」


急な言葉に驚くと、勇人は自分の言ったことに満足した様子でうんうんと頷いた。


「愛生ちゃんのクラスはカフェだけど、軽食も置いてあるって言ってたし。
愛生ちゃんの可愛い姿、見てこいよ」


「……まだ交代のやつら来ないけど」


下手に反論すればニヤつかれるだけだと思って、俺は素直に返す。

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