始まりのラピスラズリ


仕事が一段落ついて息を吐いていると、舞子が声をかけてきた。


「お疲れ様、少し休憩入って」


「え、でも……」


忙しそうにする他の人達を見れば、舞子は軽くウインクをする。


「愛生、ずっと動きっぱなしでしょ?
私はさっき休憩して元気いっぱいになったから、気にしないで休んで来なさい」


「…わかった、ありがとう」


私は舞子にお礼を言ってから、廊下に出て行った。

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