始まりのラピスラズリ


「ハル先輩…」


突然現れた先輩に、私の胸は一気に高鳴っていく。


落ち着け、落ち着けっ、私…!


私は心の中で自分に言い聞かせながら、笑顔を作った。


「お久しぶりです!
私、さっきまでずっと動いてたから、舞子が心配して休憩を入れてくれたんです」


私の言葉に、先輩は納得したように頷く。

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