始まりのラピスラズリ


「…?どうした?」


急に黙った私に、先輩が心配そうに声をかけてくる。


ハル先輩…。


私は、軋む心を無視して笑顔を見せた。


「ハル先輩、さっきお昼を食べに来たって言ってましたよね?」


「ん、あぁ…」


「私のクラスは見ての通り忙しいですし、
雅美のクラスで食べるのはどうですか?」


「え…」

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