始まりのラピスラズリ


「行くか」


「はい」


私達は絵の具を全て片付けると、完成した絵を持って職員室に向かった。


「「失礼します」」


中に入ると、担当の先生が顔を出す。


「おー、お前らか。完成したんだな」


「「はい」」


「おっ、今年のやつはまた一段とすげーな。
じゃあ、隣の部屋に持って行ってくれ」


指示通り、隣の部屋、第3準備室という所に絵を置くと、先生が顔を出した。

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