始まりのラピスラズリ


小走りでこっちに向かって来る雅美に、私は懐かしさを感じる。


中学の時も、雅美はよくこうやって駆け寄って来てたなぁ…。
いつも私の後についてきてて…、懐かしいな。


「アオちゃんと会うの久しぶりな気がするなぁ!」


私の腕に抱きついてきた雅美に、私はそうだね、と返した。

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