始まりのラピスラズリ


「雅美、その前に話があるんだけど…、今いい?」


「?うん、いいよ!」


首を傾げて言う雅美に、私は真剣な顔を向けた。


「雅美は、ハル先輩のことが好きなんだよね?」


私が確認すると、雅美はうん、と頷く。


「あたし、悠久先輩のこと好きだよ!」

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