始まりのラピスラズリ


「あー、やばい、やばいっ!
先輩の試合、終わっちゃうかも!?」


早く行きたいのにっ!
喘息のやろう…!


私は走り出したい気持ちを抑えて、試合会場へと続く道を歩いて行く。


絶対に見に行くって言ったのに…!


先輩の試合当日。


私は退院する時に担当医の先生に捕まって、世間話に付き合っていたら試合の時間になってしまっていた。

< 374 / 427 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop