始まりのラピスラズリ


「ハル先輩にまた会えて、よかった…」


「え…?」


こっちを向く先輩に、私は笑顔で続ける。


「今日の試合中、マコくんと私のバスケをやってくれましたよね…?」


そう言えば、先輩は少し恥ずかしそうに頬をかいた。


「昨日病院で椎名の言葉を聞いてから、何か俺に出来ることがないか考えたんだ。
そしたら、また3人でバスケがしたいって思った」

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