始まりのラピスラズリ


先輩はゆっくりと体を離すと、私をまっすぐに見つめた。


「…これからまた大きくなっていって、大変なことが起こるかもしれない。
お互いの嫌なことで、喧嘩になるかもしれない」


「……」


「でも、それでも俺は、アオと一緒にいたい」


「っ……!」


ハル先輩、私のことをアオって…。

< 419 / 427 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop