始まりのラピスラズリ


「それは大丈夫です!
ハル先輩は試合に出れるので、安心して行って下さい!
ほら、早く!急がないと間に合いませんよ!!」


椎名はそう言うと、俺の背中をバシンッと叩いた。


「いてっ……、分かったよ。
行けばいいんだろ!」


「はいっ!
応援してますから、頑張って下さいね!」


なにがなんだか分からないまま、俺は体育館へと急いで向かった───。

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