わたしが小説を書くように
新たな環境で勉強をスタートさせてほどなく、一本の電話がかかってきた。
「松島恵さんですか」
はい。
「わたくし、××書房の編集部のものです。
あなたの作品が、最終選考に残りました」
手を離れた作品。
先生と書いた作品。
それが、受賞を勝ち取った。
「松島恵さんですか」
はい。
「わたくし、××書房の編集部のものです。
あなたの作品が、最終選考に残りました」
手を離れた作品。
先生と書いた作品。
それが、受賞を勝ち取った。