白い華舞う季節に【仮】
ホームルームが始まっても、
私は蓮華に病気のことを話すことで頭がいっぱいだった。
(…白血病だって蓮華に言ったらどう思うんだろう…)
(…もし…もしも嫌われちゃったら……)
蓮華「……か…ま…か………まいか!!!」
舞華「うわ!!!」
蓮華「どーしたの?ぼーっとして!」
舞華「ううん別に……ん?あれ?蓮華なんでここにいるの?」
蓮華「え?なんでって…今昼休みじゃん」
舞華「え。うそっ!?」
蓮華「うそじゃないよ。ほら」
周りを見るとみんな集まってそれぞれでご飯食べたり盛り上がっている。
舞華「あれ…?授業は??」
蓮華「午前の終わったじゃん!だから舞華呼びに来たのに返事ないし」
舞華「あ…ごめん…」
いつの間に…
蓮華「いいの!それより早くいこ?」
舞華「え?どこに?」
蓮華「なにいってんの?話の続き!屋上いこー!!」
舞華「そうだったね…いこっか!」
私たちは2人で屋上へ向かった。
屋上に向かいながらもさっきまでの不安と緊張が収まることはなかった。