白い華舞う季節に【仮】
私たちはトイレに寄った後に教室に戻った。
ガラッ
蓮華「せんせ、遅れてごめんなさい。」
舞華「ごめんなさい。」
先生「どうしたんだ?2人とも」
蓮華「ちょっと話が長引いちゃって…」
蓮華がそう言うと、先生は私たちの顔を見て
悟ったかのような顔をして、
先生「…咲良田のことか…」
と言った。
舞華「…はい。」
蓮華「舞華が全部話してくれてたんです」
先生「…そうか…立花。咲良田の支えになってやれよ。俺もできることはするからな。」
蓮華「もちろん!!」
先生「じゃあ、席についていいぞ」
舞華「先生。ありがとう!」
先生「おう。」
蓮華「よかったね、舞華。」
舞華「うん!」
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キーンコーンカーンコーン
蓮華「舞華…あと2時間だね」
舞華「…うん」
蓮華「あ。いいこと思いついたっ!」
舞華「え?」
蓮華「舞華、ちょっと行ってくる!」
舞華「…う、うん」
???
蓮華「せーんせーー!!!」
蓮華は先生のところへと走っていった。
なんだろう?
いいことって……気になる。
あとから蓮華に聞いてみよう。
そうして私は教室で蓮華を待ち、今日の入院のことを思い出して心をもやもやさせながら過ごした。