白い華舞う季節に【仮】
蓮華 side.
「せーんせーー!!!」
私は舞華を残して先生のもとに走った。
(……急性白血病…か…)
舞華が…病気だなんて…まだ信じられない。
落ち込んではいたけど…
いつもと様子は変わらなかったし。
どうして…舞華なんだろう…
…だめだ。考えるだけで泣きそう。
私がこんなんじゃいけない。
1番辛いのは舞華だもん、支えにならなきゃ。
…あ、そうだった。
私先生に声掛けて走ってきたんだっけ。
舞華のことを考えてる内に自然とゆっくりになってた。
先生のところに行かなきゃ。
舞華のためにやれることはするからね!
私はもう一度決心して、また走った。