白い華舞う季節に【仮】
舞華「…じゃあ…なんで?」
蓮華「……あのね、あの後、舞華から話聞いたあとにね、」
舞華「…うん?」
蓮華「舞華が病気だなんて信じられないって。もし…もし、舞華が私の隣からいなくなったらって考えたら…怖くって」
…蓮華……
蓮華「でも。辛いのは私じゃなくて舞華なんだって、私は支えてあげなきゃって思って」
舞華「……」
蓮華「だからしばらく舞華学校に来れないから、最後は2人でいっぱい喋りたいなって思ったの」
舞華「蓮華……ごめんね…」
蓮華「あやまらないで。
…舞華はなんにも悪くないよ。
昼休みにも言ったけど、私は舞華の助けに、支えになるから。遠慮なんてしちゃダメ。
…何年一緒にいると思ってるの?
いつでも私を…頼ってね」
舞華「…うん。ありがとう。蓮華。」
蓮華「うん……よし!」
舞華「…え?」
蓮華「私、これを伝えたかったの!教室でも喋れるし、授業最後だから…戻ろっか!」
舞華「うん!」
蓮華…そんなこと思っててくれたんだ…
いい親友をもったなぁ…わたし。
がんばらなきゃね。
私たちは屋上をあとにし、教室に向かった。