ドクターと甘い恋
突然ぎゅっと抱きしめられ、わたしは戸惑う。


「……これ以上不安にさせんなよっ、ばかやろうっ」


陽向先生が抱きしめてくれる腕から伝わってくる振動。

…震えてる。



ごめん、ごめんなさい。

陽向先生をこんなにも不安にさせて。



祐希先生は気を使って、ICUを出ていく。

陽向先生は、わたしの耳元で軽く囁くようにいう。



「不安にさせた…お仕置き」


「…ふぇ?んんっ…!」



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