ドクターと甘い恋
「大丈夫だから。

な?体治すのが優先」


「……わかりました。」


ーーピピッ


タイミングよく、体温計の音が鳴り響く。


大翔の手元から取れば、俺が予想していた体温よりはるかに高かった。



「38.4°か、高いな。

点滴して帰れ」


「え、いや…でもっ」


まぁ、嫌だよな。

看護師や医師もいるんだから。


< 105 / 140 >

この作品をシェア

pagetop