ドクターと甘い恋
ナースコールを押すと、はるくんと陽向先生が何やら色々なものを持ってきた。


「嶺菜、そうとうお熱あるね。

一気に下げちゃおっか。」



……嫌な予感が。



「解熱剤の注射しよっか、お尻に」


ほら、やっぱり。



あの注射は、すごく痛くて。

絶対に、やりたくない。



「やだ、やんない…」


「でも、やんないと辛いのは嶺菜だから、痛いけど頑張ろっか。

あと、導尿もしちゃおうね」


「なに、それ…?」



聞きなれない単語に、不安は募るばかり。


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