ドクターと甘い恋
わたしの咳を聞くと、何かを考えたあと言葉を繋げてナースコールを切ったはるくん。
呼吸する度に頭もスキン、スキンと一定に痛む。
うっ…頭割れそうに痛い。
気持ち悪いけど、さっき吐かされたばかりでもう何も出ない。
嗚咽を我慢するしかないんだろうな…。
ーーガラ。
「嶺菜、辛いな。」
入ってきた陽向先生とはるくんは、なにか銀のトレーに入れている。
ぼやぼやとする目を必死に開けて視界を定めると、それはチューブみたいなもの。
ま、まさか…たん吸引するの?
や、やだ…管痛いんだよね。
でも、苦しくて早くどうにかして欲しくて涙があふれる。
こんなに泣き虫じゃダメなのに…っ。
止まってよ、涙。
呼吸する度に頭もスキン、スキンと一定に痛む。
うっ…頭割れそうに痛い。
気持ち悪いけど、さっき吐かされたばかりでもう何も出ない。
嗚咽を我慢するしかないんだろうな…。
ーーガラ。
「嶺菜、辛いな。」
入ってきた陽向先生とはるくんは、なにか銀のトレーに入れている。
ぼやぼやとする目を必死に開けて視界を定めると、それはチューブみたいなもの。
ま、まさか…たん吸引するの?
や、やだ…管痛いんだよね。
でも、苦しくて早くどうにかして欲しくて涙があふれる。
こんなに泣き虫じゃダメなのに…っ。
止まってよ、涙。