ドクターと甘い恋
きっと、嶺菜のさっきの叫びが本心なんだろう。


「陽向先生!」


祐希を呼んできてくれて、祐希に精神安定剤をうってもらい、俺は大翔から喉頭鏡を貰うと嶺菜の頭を固定するように頼んだ。



「嶺菜ごめんね、ちょっと苦しいよ」



意識のない嶺菜に声をかけつつも、チューブを進めていく。


呼吸が一段落したところで、俺は


「ありがとな」


と、ふたりに声をかけた。


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