ドクターと甘い恋
「嶺菜、もしかして背中ぶつけたとか、痛いとか?

とにかく背中怪我してない?」



俺の言葉に、ピクリと反応する嶺菜。

あー、やっぱり。

言ったら、痛いことされるとか思ってたのかな。



「服めくるよ」

「…」


もう、嶺菜は何も言わなかった。

服をそっとめくると、大きい青あざが出来ていた。



「どこにぶつけたの?」

「グスッ…ベットから落ちたぁっ」



……嶺菜さん、だから昨日の夜点滴の針ずれたってナースコール押してきたのね。


嶺菜の言葉に、頭を抱えるが、とにかく無事でよかった。


< 61 / 140 >

この作品をシェア

pagetop