ドクターと甘い恋
私の言葉にキョトンとする聖夜先生。


「だ、だって!

陽向先生みると、心臓の音早くなったり、熱くなったりするんだもんっ。

たまに、ぎゅーーって胸が締め付けられたり…。
どっか、悪いのかな…っ。」



不安そうな声を漏らし、下を向けば「ふっ」と頭上から優しい笑い声がする。


反射的に顔をあげれば、優しく微笑む聖夜先生。



「嶺菜ちゃん、それはどこも悪くないよ。

そーだなぁ、俺はなんとも言えないけど。
恋、なんじゃない?」



「こ、い…?」



恋と言葉にすれば、その言葉が当てはまるかのようにストンと、胸に落ちる。

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