ドクターと甘い恋
『はい、木村です』


「中川です!急いで嶺菜ちゃんの病室に行ってください、様子がおかしいんです。
奈緒の携帯に電話かかってきて、様子がおかしくて。

あと、祐希先生今日当直ですか?」



『あぁ、祐希まだいるけど』



パタパタと靴音が通話口から響く。



「ハァッ、やだぁっ!ハァッ、ハァッ」


「奈緒〜大丈夫ゆっくり、ゆっくり。」



叫び出して泣き出す奈緒を片手に、陽向先生に頼みを伝える。



「奈緒がパニック起こしたんで連れていくと伝えてください。」


『わかった』



電話を切ってから、俺は奈緒に服を着せる。


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