ドクターと甘い恋
聖夜は、俺に目で合図するとスッと奈緒ちゃんに見えないように注射器を渡してきた。

点滴も用意してあるから、2回頑張ってもらうことになる。



「よし、ごめんね奈緒ちゃん。

一瞬チクッとするよ〜すぐ終わるからね」



スッとさせば、痛かったのか手を動かそうとしたが陽向や大翔が押さえているためそれは出来なかった。



「ごめんね、眠っていいよ」



そう言うと、奈緒ちゃんは安心したかのように聖夜の方に寄りかかって意識を飛ばした。


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