リナリア
結婚式当日。
兄は、もう私の隣にはいない。
ずっと一緒に育てられた兄妹。
私の隣にずっといると思ってた。
もうそれは叶わない。
こんな思いもう誰にも言えない。
好きだなんて。
あってはならない許されない感情なのに。
どうしても我慢出来ない気持ちは、
涙となって溢れてくる。
お兄ちゃん。
好きだよ。
ずっと好きだよ。
安っぽい言葉しか言えない子供だけど、
私は貴方に恋してました。
ずっとずっと
目で追って、耳で聞いて、肌で感じて、
全部に恋してた。
ねえ、気付いて。
お兄ちゃん。
「お兄ちゃん。結婚おめでとう。」
と、花束を渡した。
兄は、もう私の隣にはいない。
ずっと一緒に育てられた兄妹。
私の隣にずっといると思ってた。
もうそれは叶わない。
こんな思いもう誰にも言えない。
好きだなんて。
あってはならない許されない感情なのに。
どうしても我慢出来ない気持ちは、
涙となって溢れてくる。
お兄ちゃん。
好きだよ。
ずっと好きだよ。
安っぽい言葉しか言えない子供だけど、
私は貴方に恋してました。
ずっとずっと
目で追って、耳で聞いて、肌で感じて、
全部に恋してた。
ねえ、気付いて。
お兄ちゃん。
「お兄ちゃん。結婚おめでとう。」
と、花束を渡した。