秘密の糸Season1㊤
「美菜!」


カランコロン


「きゃ!」


走っている時、私はコケてしまった。


そして足元をみると、下駄の鼻緒が折れていた。 


「あ…。切れてたんだ…。」


まるで、


今の私達の関係を告げたみたいだった。


そう…私達は出会っちゃいけなかった。
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