秘密の糸Season1㊤
「ごめん…。もしかして嫌だった?」


俺は少し声を低くし、円花に謝った。


「そ、そんな事…、ないよ…!」


そう言って円花は恥ずかしそうにしながら、下を向いた。


「ごめんな、もうしないから…。」


「え!?」


俺がそう言った瞬間、円花が顔を上げ焦っていた。


「ち、違うの!ご、ごめんなさい!
何だか恥ずかしくて…。
初めてだったから…。」


そう言ってまた、下を向いた。


(ヤベ…。むちゃかわいい…。)


俺は必死に、照れを隠した。


「ごめん、しないってのは嘘。
…したいときは勝手にするから。」


俺はそう言って少し、意地悪な笑みをした。


「///」


その瞬間、円花の顔が一気に赤くなった。


俺は更に、円花を愛しいと思った。


「ほら、行くぞ?」

そして俺と円花は手を繋ぎながら、色んな話をした。


そして話してるうちに、円花ん家に着いてしまった。
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