秘密の糸Season1㊤
遠くから、家の前に人影のシルエットが見えた。


けど、暗いせいかハッキリとは見えなかった。


「誰だ?…おふくろ?な、わけねーか。
ワンピース?なんて着ないし。」


そして俺はおそるおそる近づいた。


その人は、俺の実家のインターホンを押そうとしていた。


俺は家の前に行き、声を掛けた。


「あの…、家に何か…?」


近づいた瞬間、俺はドキッとした。


その人からフワっと、香水が香った。
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