秘密の糸Season1㊤
第10話始まり
【円花side】

私は昨日の事を思い出し、何度も唇を触った。


「私、晋ちゃんとキスしたんだ!キャー!!」


嬉しいような、恥ずかしいような、


…そんな気持ちだった。


でもしっかりと、唇に当たった感触が覚えていた。


私はいつもより気合を入れ、支度をした。


玄関を出ると、晋ちゃんが立っていた。


けど昨日のキスを思い出し、そう思うとまだ…


顔を見るのが少し、恥ずかしかった…。


私は晋ちゃんの元へ掛けよった。




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