秘密の糸Season1㊤
壊れていくなんて…。

バッ

「ハアハア…っ」


あたしは、ベッドから目を覚ました。



「…どうした?」


「あ…ううん。ちょっと…。」



また、あの時夢だ。

最近、またあの夢が頻繁に出てくるようになった。


あの夢が、いつまで経ってもあたしの頭から離れなかった。


「…何だよ。寝ぼけてたのかよ。」


不機嫌そうにあたしに聞いてきた。



「ちょっとね…。」


そしてあたしはベッドから起き上がり、


歯を磨いた。
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