秘密の糸Season1㊤
しばらくショッピングセンターを徘徊した後、


ディナーに行くことになった。


そして私達は席に着いた。


「今日もまたこうして、一緒にいれて嬉しいよ!
中々会える時間がなくて、本当ごめんね…。
けどこれからは、少しでも会える様に時間作るから。」


「いえ!そんな…。
私は新堂さんと一緒にいれるだけで十分なので、ムリしないで下さい。
こうして会える時間があるだけで、私は幸せですから。」


「美菜ちゃんは良い子だな。」


新堂さんはそう言って笑った。


「え?」


「もっと僕に、わがまま言っていいんだよ?」


その時、私の胸がチクリと痛んだ。


私…。全然良い子じゃない…。


私は新堂さんを、裏切ったんだ…。


こんなに優しい人を…。


私は、ネックレスをギュッと握りしめた。


「美菜ちゃん?どうかした?」


「あ、いえ…。」


話そうとしたけど、…うまく、話せなかった。


その後私達は、ディナーを終え、


私は、新堂さんに自宅まで送って貰った。
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