秘密の糸Season1㊤
三田倉は、突き放しても、突き放しても、俺を追いかけてくる…。


だけど追いかけられても…。俺は、どうすることも出来ない…。


その時俺の中で一つの考えが浮かんだ。


《もういっそ…嫌われた方が良い。報われないなら》


「お前…本当に帰らない気か…?」


「はい」


その時俺はベッドから起き上がり、立ち上がりそして三田倉の手首を掴んだ。
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