秘密の糸Season1㊤
「晋ちゃん?どうしたの?」


「何かあったのかなって心配するだろ…。
円花、全然連絡くれねえし…。」


「ご、ごめんね!」


「最近、何か様子変だったから…。
もしかしてどっかで男と会って、浮気してるって疑ってた。」


その言葉を聞いて、ドキッとした。


「そんな訳ないよー!」


「まあ円花は、そんなことしないって信じてるからな。」


「しないよ〜!」


そして晋ちゃんは、身体を離した。


「けど安心した。…ショッピング、一人で行ったのか?」


「うん、そうだよー!欲しいものがあって!」


「それなら俺が、買ってやるのに…。」


「…ごめんね。女の子者だし、晋ちゃん興味ないだろうな
ーと思って…。」


「そんな遠慮しなくても、俺平気だから。
けどまあ、確かに男がいたら他の客が見づらいこともあるか。」


「ごめんね…。これからはちゃんと、連絡するね!」


「良いよ、円花が無事なら。
けどまあ、連絡出来そうな時はして。心配だから。」


「うん、分かった。」


その時、晋ちゃんがまた私を抱きしめた。
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