秘密の糸Season1㊤
「まあけど、円花愛されてるよね〜!」


舞由香がニヤニヤしていた。


「…そうなのかな?」


「そうだよ〜!良いなあ〜!愛されてる証拠だよ〜!
晋ちゃんなりの愛情表現だよ〜!」


「いや、ウチ絶対ムリ!…美菜は?」


盟加は否定していた。


その時、美菜の顔が少し元気がない気がした。


「…うーん。私も…苦手…かな…。」


「え~!皆、そうなの〜?あたし全然気にしなーい〜!」


「や、だって束縛じゃん、そこまで耐えれねえーって」


(束縛…?)


そう言って、盟加は引いていた。


「え~?これぐらいで〜?あたし普通だよ〜?
こんなんしょっちゅうあったし〜!」


「うえ〜マジか…ロクな男じゃねーな…。
逆に舞由香はどっから束縛になるわけ?」


「え~そうかな??んー、あたしは何かやたらLINEで催促してきたりとかー、服装に対して言ってきたりとかー、
あ、後デートしてる時に何か男と目が合って文句言ったら萎えるかも〜」


「まあーそれは完全にアウトだわ」


(そっか…そうゆうのが束縛か…)


「円花、もし晋ちゃんがそうゆう感じになってきたら
すぐに言った方が良いよ。」


舞由香はそう言って、アドバイスしてくれた。


「そうだよね…。分かった、ありがとう。」


「じゃあねー」


そして私達は別れた。


歩いている時、晋ちゃんからLINEが来た。
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