秘密の糸Season1㊤
「んっ…」


久しぶりの長いキス…。


しばらくして、唇が離れた。


「…ハアっ…どうして?」


「今、こいつの事考えてたから。
…嫉妬した。」


「へ?んっ…」


そう言って晋ちゃんが、もう一度キスをした。


今度は、包み込むような優しいキス… 


しばらくして、唇が離れた。


「円花」


「え?」


「その顔…ヤバイ…。
キスに夢中になりすぎ…。そんなに良かった?俺のキス」


そう言った晋ちゃんの顔は、見たことない意地悪な笑顔だった。


「!?」


(ズルい…。)


「…良かったです。」


「後で何回でもしてやるから。
とりあえずそろそろご飯、行こ。」


「//」

私は、また顔が赤くなった。


今日の晋ちゃん…小悪魔だ。


トントントン


そして私達は、一階に降りた。
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