秘密の糸Season1㊤
【円花side】
「晋ちゃん、突然どうしたの?」
「俺、円花がずっと好きだった、付き合って欲しい。」
「えっ?」
晋ちゃんの突然の告白に、私は驚いた。
「嘘…。」
「ずっと、ずっと、言いたかった。
けど、中々言い出せなかった。
…遅くなってごめん。」
「う、ううん」
(まさか晋ちゃんに告白されるなんて思ってもいなかっ
た…。)
「初めは円花の事、本当の妹のように見てた。
本当の兄貴のように俺を慕ってくれて、それだけで満足だった。」
一人っ子の私を、いつも本当のお兄ちゃんのように面倒を見てくれた晋ちゃん。
私は、そんな晋ちゃんが大好きだった。
「円花がいなくなってから、楽しかった毎日が何もないように感じた…」
「晋ちゃん…。」
私はお父さんの転勤で、一度この町を出ることになってしまった。
「だから円花が、またこの町に帰って来てくれた時、
本当に嬉しかった。
そして高校生になった円花と再会した時、大人になった姿を見てからどんどん俺は円花のことを気になり始めた。
そして気付いた、円花のこと好きだって事に…。」
「晋ちゃん…。」
私は、涙をポロポロ流した。
「円花」
晋ちゃんが、私の涙を指で拭ってくれた。
「引っ越しが決まった日、冷たくして本当ごめんな…。
今更言っても遅いけど、俺突然の事でどうしたらいいか分からなかった…。
もう会えないのに、冷たくするなんて最低だよな。
本当にごめん…。」
そう言って晋ちゃんは、頭を下げた。
「ううん、話してくれてありがとう。
私、ずっと晋ちゃんに嫌われてるって思ってた…。」
「嫌いなわけないだろ。俺達、昔からずっと一緒にいたのに。」
「ふふ…。そうだね。」
「円花」
その時、晋ちゃんが真っ直ぐな目で私を見た。
「ずっと好きでした、俺と…付き合って下さい。」
「…はい、よろしくお願いします。」
「よろしくな、円花。」
こうして私達は今日から恋人同士になった。
私にとって、初めての彼氏になった。
「晋ちゃん、突然どうしたの?」
「俺、円花がずっと好きだった、付き合って欲しい。」
「えっ?」
晋ちゃんの突然の告白に、私は驚いた。
「嘘…。」
「ずっと、ずっと、言いたかった。
けど、中々言い出せなかった。
…遅くなってごめん。」
「う、ううん」
(まさか晋ちゃんに告白されるなんて思ってもいなかっ
た…。)
「初めは円花の事、本当の妹のように見てた。
本当の兄貴のように俺を慕ってくれて、それだけで満足だった。」
一人っ子の私を、いつも本当のお兄ちゃんのように面倒を見てくれた晋ちゃん。
私は、そんな晋ちゃんが大好きだった。
「円花がいなくなってから、楽しかった毎日が何もないように感じた…」
「晋ちゃん…。」
私はお父さんの転勤で、一度この町を出ることになってしまった。
「だから円花が、またこの町に帰って来てくれた時、
本当に嬉しかった。
そして高校生になった円花と再会した時、大人になった姿を見てからどんどん俺は円花のことを気になり始めた。
そして気付いた、円花のこと好きだって事に…。」
「晋ちゃん…。」
私は、涙をポロポロ流した。
「円花」
晋ちゃんが、私の涙を指で拭ってくれた。
「引っ越しが決まった日、冷たくして本当ごめんな…。
今更言っても遅いけど、俺突然の事でどうしたらいいか分からなかった…。
もう会えないのに、冷たくするなんて最低だよな。
本当にごめん…。」
そう言って晋ちゃんは、頭を下げた。
「ううん、話してくれてありがとう。
私、ずっと晋ちゃんに嫌われてるって思ってた…。」
「嫌いなわけないだろ。俺達、昔からずっと一緒にいたのに。」
「ふふ…。そうだね。」
「円花」
その時、晋ちゃんが真っ直ぐな目で私を見た。
「ずっと好きでした、俺と…付き合って下さい。」
「…はい、よろしくお願いします。」
「よろしくな、円花。」
こうして私達は今日から恋人同士になった。
私にとって、初めての彼氏になった。