秘密の糸Season1㊤
「円花…話してくれてありがとな…。」


「俺も本当ごめん…

最近、円花と連絡が取れなくて寂しかったんだ。

そんな時、井上と仲良くしてる所を見てしまって俺は一気に嫉妬してしまった。

井上の方に、気持ちがいってしまったんだと思ってた…。


そこから少しずつ…円花の彼氏として果たせているのか不安になった


そして、いつのまにか円花を束縛までしてしまっていた…。

本当にごめん…。


誕生日、本当にすごく嬉しかった。


俺の為に全部、してくれていた事が分かって満足していたはずなのに…。


井上に触られたって分かった瞬間、


一気にまた不安が募ってしまった…。


その時俺は、円花を身体で俺の物と分からせようとした。


本当、最低だよな…。


円花を泣かせるなんて…。


俺は本当に、最低な事をした。


円花は俺の彼女なのに、


俺はちゃんと信じられていなかった…。


本当にごめん…。」


そう言って晋ちゃんは、頭を下げた。
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