秘密の糸Season1㊤
「んっ…」 


パラ…


結んでいた髪をほどかれ、そしてそのまま布団に倒れた。


ガタン


「んっ…ハァ…っハァ…っ」


好き……。


「…っハアっ…新堂…さん…。」


「…俺も、下の名前で呼んで…。」


「ハアっ…っ雅昭さん…。」


「…好きだよ、舞由香」


「あたしも好きです…!雅昭さん!」


そしてまたキスをした。


雅昭さんの舌が、あたしの口にのめり込んできた。


クチュ…。


その時


シュル


浴衣の帯を解かれた。


「あっ…」


新堂さんに明るい所で身体を見られるのは恥ずかしかった。


あたしは一気に赤くなった。


「かわいいよ、舞由香…。」


そう言って新堂さんは、あたしの肌に優しく触れた。


「あっ…ん」


あたしも、新堂さんの肌に触れた。


繋がった身体で触れ合う肌と肌がすごく熱かった。


「…っハァ‥っ舞由香…すごく…熱いね…。」


「ハァっ…ハァ…っ雅昭さん…も…。」


「お互い、ドキドキしてるんだな…。」


そう言って新堂さんが笑った。


あたしもつられて笑った。


「舞由香…。」


「雅昭さん…。」

そしてまた再び何度も何度もあたし達はキスをした。
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