秘密の糸Season1㊤
第47話真実
【秀一side】


「ただいまー。」


ドアの方から、晋一の声が聞こえた。


そして晋一はリビングに入って来た。


「晋ちゃんお帰りなさい!」


「ただいま…。待たせてごめん…ってあれ母さんと親父は?」


「おばあちゃんが倒れたらしい…だから今日は三人でお祝いだ。」


「え…大丈夫かよ」


この時俺は、既に晋一に疑いの目を向けていた。


ちゃんと晋一の目が見れなかった。


「ああ…。」


俺は手に持っていたチャームを思い出し、


急いでパンツのポケットに入れようとした。


その時、思わず俺は慌ててしまいチャームを床に落としてしまった。


カシャーン


その時、晋一はしゃがんでチャームを拾った。


が…その瞬間、動揺して目が焦っていた。


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