秘密の糸Season1㊤
…やっぱり何かあるのか?
「晋一お前…このチャーム見覚えあるのか?」
俺はその時、少し晋一にカマをかけた。
「…え、いや…」
そう言った晋一の目は、明らかに動揺していた。
「…このネックレスは俺と清羅が二人で会う時にしかつけない約束なんだよ。何でお前…そんなに動揺してんだ?」
「……それは」
晋一は昔から嘘が下手だ。
兄弟だからそれぐらい分かる。
でも、もし本当に…清羅と晋一がそうゆう関係だったとしたら…?
信じたくはないけど、このチャームとあの時の様子を思い出すと辻褄が合ってしまう…。
そして俺は知らないうちに、どんどん晋一を責めていた。
「…このチャームは円花がさっきソファの下で見つけたんだよ」
「…え?」
その時、晋一の顔がどんどん険しくなっていた。
「…なんでこのチャームがこんなソファの下から見つかったのか俺はずっと考えていた。」
「………」
晋一の額から汗が出ていた。
明らかにどんどん動揺してきている証拠だ。
「…このチャームはさっきも言った通り、俺と清羅が二人で会う時にしかつけない約束だ。」
「…た、たまたまなんじゃねーの?」
「…そうかもしれないな。でもな俺らは普段外でしか会わないんだよ。」
つまり、日付的にこのチャームがソファの下にあると言う事は清羅の誕生日に渡した後の話になる。
誕生日後、清羅はこの家に来ていなかった。
「……」
「清羅がこの家に来たのは、お前と清羅が初めて出会った時だけだよ」
「!?」
「…それにお前と清羅が出会ってからは俺達は三人で過ごすようになった。
その時も三人で外で会ってただろ?」
「………」
「その後、俺と清羅はよく喧嘩をするようになった。
それからはこの家にも来なくなった。
最後に来たのはあの雷があった雨の日の午後だよ。
お前と清羅が二人でいた…あの日だ。」
「………!」
「そして俺はその時、お前と清羅の様子がよそよそしい事に変だと思ってた。
そして仲直りした後、清羅にこのチャームをなくしたと言われた。
ここで二人で何をしたか聞いた時
お前はバスの中で清羅と会って、その時に俺と清羅を仲直りさせるためにこの家に呼んだって言ってたよな?」
「あ、ああ…そうだよ」
「俺が帰って来るまで、二人で雑談してたとあの時言われた。
…今思えばおかしいよな?」
「え?」
「雑談していただけならまずこのチャームは落ちないだろうし
仮にもし落ちたとしてもソファの所にあるはずだよな?
それにまずこの音で落ちたとしても気づくよな?
…落ちてる事に気づいてないって事は…
それ以外に何か…夢中…になっていた。
…か
落ちるまでの…行為とか…な」
「!?」
これはあくまで俺の憶測だ。
今俺は、むちゃくちゃな推理をして晋一を問い詰めてる。
今更こんな事したって時効だし意味ない。
だけどハッキリとさせたかった。
これは賭けだ。
「…本当はあの時二人で何してた?」
頼むから頼むから晋一…
俺の推理から外れてくれ…。
俺は心の中で強く願った。
だけど…その願いは届かなかった。
そして晋一は口を開いた。
「晋一お前…このチャーム見覚えあるのか?」
俺はその時、少し晋一にカマをかけた。
「…え、いや…」
そう言った晋一の目は、明らかに動揺していた。
「…このネックレスは俺と清羅が二人で会う時にしかつけない約束なんだよ。何でお前…そんなに動揺してんだ?」
「……それは」
晋一は昔から嘘が下手だ。
兄弟だからそれぐらい分かる。
でも、もし本当に…清羅と晋一がそうゆう関係だったとしたら…?
信じたくはないけど、このチャームとあの時の様子を思い出すと辻褄が合ってしまう…。
そして俺は知らないうちに、どんどん晋一を責めていた。
「…このチャームは円花がさっきソファの下で見つけたんだよ」
「…え?」
その時、晋一の顔がどんどん険しくなっていた。
「…なんでこのチャームがこんなソファの下から見つかったのか俺はずっと考えていた。」
「………」
晋一の額から汗が出ていた。
明らかにどんどん動揺してきている証拠だ。
「…このチャームはさっきも言った通り、俺と清羅が二人で会う時にしかつけない約束だ。」
「…た、たまたまなんじゃねーの?」
「…そうかもしれないな。でもな俺らは普段外でしか会わないんだよ。」
つまり、日付的にこのチャームがソファの下にあると言う事は清羅の誕生日に渡した後の話になる。
誕生日後、清羅はこの家に来ていなかった。
「……」
「清羅がこの家に来たのは、お前と清羅が初めて出会った時だけだよ」
「!?」
「…それにお前と清羅が出会ってからは俺達は三人で過ごすようになった。
その時も三人で外で会ってただろ?」
「………」
「その後、俺と清羅はよく喧嘩をするようになった。
それからはこの家にも来なくなった。
最後に来たのはあの雷があった雨の日の午後だよ。
お前と清羅が二人でいた…あの日だ。」
「………!」
「そして俺はその時、お前と清羅の様子がよそよそしい事に変だと思ってた。
そして仲直りした後、清羅にこのチャームをなくしたと言われた。
ここで二人で何をしたか聞いた時
お前はバスの中で清羅と会って、その時に俺と清羅を仲直りさせるためにこの家に呼んだって言ってたよな?」
「あ、ああ…そうだよ」
「俺が帰って来るまで、二人で雑談してたとあの時言われた。
…今思えばおかしいよな?」
「え?」
「雑談していただけならまずこのチャームは落ちないだろうし
仮にもし落ちたとしてもソファの所にあるはずだよな?
それにまずこの音で落ちたとしても気づくよな?
…落ちてる事に気づいてないって事は…
それ以外に何か…夢中…になっていた。
…か
落ちるまでの…行為とか…な」
「!?」
これはあくまで俺の憶測だ。
今俺は、むちゃくちゃな推理をして晋一を問い詰めてる。
今更こんな事したって時効だし意味ない。
だけどハッキリとさせたかった。
これは賭けだ。
「…本当はあの時二人で何してた?」
頼むから頼むから晋一…
俺の推理から外れてくれ…。
俺は心の中で強く願った。
だけど…その願いは届かなかった。
そして晋一は口を開いた。