秘密の糸Season1㊤
「きゃ!」

「危ない」

俺はとっさに美菜の手首を掴み引き寄せた。

そして抱きしめた形になった。

「ごめんね」

「良いよ」

カシャ

そして俺は、身体を離した。

「彼女さんと幸せになってね」

「ありがとう」

「あ、待って…」

「どうした…?」

「う、ううん…やっぱりなんでもない…」

(何だ…?)

「じゃあな」

「うん…」

そしてその後、俺達は別れた。
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