秘密の糸Season1㊤
「…ごめんなさい!その人は私の元カレで…
協力して貰ったんです!騙して本当にごめんなさい!」

「…やっぱりそうだったんですね、でも彼女持ちの人と関係持つなんてあなたも結構やりますね」

「…」

罰が当たったんだ…。私、どれだけ迷惑をかけたんだろう…

最低だ…。

「これ、マスコミに流したら大スクープですよね〜??
大手の新川病院の令嬢が裏では…こんな事をやってるって知ったら世間ははどう思うでしょうね…?」

東藤さんはそう言って、黒い笑みを浮かべた。

「お願いします!この事は誰にも言わないで下さい!」

「どうしましょうか?…買い取って頂いても構わないですけど」

「…い、いくらですか?」

動揺して声が震える。

「そうですねー300万ぐらいでしょうか?」

「3、300万円!?」

そんな大金…。持ってない…。

「あなたのお父様にお願いしても良いですよ?」

お父様なんかにお願いなんかしたくない…

だけど…

私にはどうする事も出来ない…。

「まあ、それか…」

東藤さんはそう言って、私の顎を持ち上げた…。

「…身体で払うか…ね?」

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