秘密の糸Season1㊤
雅昭さんは激しめにあたしを抱いた。

壊れるように何度も何度も…抱き続けた。

でも雅昭さんになら壊されても良い…。

それぐらい好きなの…。

たとえ、それが最悪な道だとしてもそれでもあたしは
雅昭さんが好き。

「ああ…っ…」

雅昭さんのがあたしの中に入ってくる。

ズブズブと入ってくる。

侵食して入ってくる。

「雅昭さ…ん」

まるででっかい海に溺れたみたい…。

藻掻き藻掻き藻掻き続け、それでもあたしは将昭さんにしがみつく。



< 617 / 642 >

この作品をシェア

pagetop