秘密の糸Season1㊤
【円花side】
あたしは、翌朝支度をしていた。
秀兄ちゃんと会うのはまだ2度目だ。
まだ、正直怖い…。
あたしにとって秀兄ちゃんはお兄ちゃんみたいな存在で
もう、家族同然みたいなもので
秀兄ちゃんもずっとそうだと思っていた。
…だから。
《…好きだ、俺の気持ちは何年経っても変わらない》
…まさかキスをされるなんて。
…全然気付かなかった。
秀兄ちゃんの気持ち…。
でも…秀兄ちゃんは正面からぶつかってきてくれた。
だったら私も…。
「…行かなくちゃ。」
そして私は待ち合わせ場所に向かった。
秀兄ちゃんはまだ来ていなかった。
しばらく待っていたその時、
┌お待たせ…円花。」
秀兄ちゃんの声がした。
「…ううん。」
久しぶりに会ったからか緊張した。
「…行こっか。」
「うん。」
そしてあたしと秀兄ちゃんは近くのカフェに入った。
カランコロン
そして空いてる席に座った。
「…あ、カフェオレで」
「私も」
そして注文をした。
私と秀兄ちゃんにはまだ気まずい空気が流れていた。
その時
「円花…この前は本当にごめん!」
秀兄ちゃんが頭を下げてきた。
「う、ううん…」
私は、ビックリしてしまった。
「…だけど俺、あの日行った事全部本心だった。
好きだった、ずっと円花の事が。
…だからあの日、泣いてる円花を見て自分の気持ちが抑えれなかった。
…キスなんてして本当ごめん。」
「秀兄ちゃん…。」
初めて聞く秀兄ちゃんの気持ち…。
私、全然気付かなかった…。
そんな時から秀兄ちゃんは私を好きだったなんて…。
でも…私はやっぱり晋ちゃんが…。
「兄貴として側にいるって決めてたのに、
側にいるほどどんどん円花に対しての感情が強くなった
俺最低だよな…」
秀兄ちゃんは本当に私を妹のように可愛がってくれた。
だから私も秀兄ちゃんが大好きだった。
でも私の好きと秀兄ちゃんの好きは別だった。
だから…秀兄ちゃんが謝るたび、
私の胸は締め付けられた。
…私は秀兄ちゃんの気持ちには応えられない。
…だからこそ
…伝えなきゃいけないんだ。
「…秀兄ちゃん。」
…言わないと。
あたしは、翌朝支度をしていた。
秀兄ちゃんと会うのはまだ2度目だ。
まだ、正直怖い…。
あたしにとって秀兄ちゃんはお兄ちゃんみたいな存在で
もう、家族同然みたいなもので
秀兄ちゃんもずっとそうだと思っていた。
…だから。
《…好きだ、俺の気持ちは何年経っても変わらない》
…まさかキスをされるなんて。
…全然気付かなかった。
秀兄ちゃんの気持ち…。
でも…秀兄ちゃんは正面からぶつかってきてくれた。
だったら私も…。
「…行かなくちゃ。」
そして私は待ち合わせ場所に向かった。
秀兄ちゃんはまだ来ていなかった。
しばらく待っていたその時、
┌お待たせ…円花。」
秀兄ちゃんの声がした。
「…ううん。」
久しぶりに会ったからか緊張した。
「…行こっか。」
「うん。」
そしてあたしと秀兄ちゃんは近くのカフェに入った。
カランコロン
そして空いてる席に座った。
「…あ、カフェオレで」
「私も」
そして注文をした。
私と秀兄ちゃんにはまだ気まずい空気が流れていた。
その時
「円花…この前は本当にごめん!」
秀兄ちゃんが頭を下げてきた。
「う、ううん…」
私は、ビックリしてしまった。
「…だけど俺、あの日行った事全部本心だった。
好きだった、ずっと円花の事が。
…だからあの日、泣いてる円花を見て自分の気持ちが抑えれなかった。
…キスなんてして本当ごめん。」
「秀兄ちゃん…。」
初めて聞く秀兄ちゃんの気持ち…。
私、全然気付かなかった…。
そんな時から秀兄ちゃんは私を好きだったなんて…。
でも…私はやっぱり晋ちゃんが…。
「兄貴として側にいるって決めてたのに、
側にいるほどどんどん円花に対しての感情が強くなった
俺最低だよな…」
秀兄ちゃんは本当に私を妹のように可愛がってくれた。
だから私も秀兄ちゃんが大好きだった。
でも私の好きと秀兄ちゃんの好きは別だった。
だから…秀兄ちゃんが謝るたび、
私の胸は締め付けられた。
…私は秀兄ちゃんの気持ちには応えられない。
…だからこそ
…伝えなきゃいけないんだ。
「…秀兄ちゃん。」
…言わないと。