秘密の糸Season1㊤
「ただいまー!」


「おかえりーもうすぐご飯出来るよー!着替えてらっしゃーい!」


お母さんはキッチンで晩御飯の支度をしていた。


「はーい!」


私は2階に上がり、自分の部屋に入った。


着替えを済ませ食卓につくと、お父さんが椅子に腰を掛けていた。


「お父さん、お帰りなさい!」


「ただいま、円花。」


「さあ、出来た。」


そしてお母さんが机にご飯を並べた。


「頂きます。」


「お父さん、お母さんあのね。」


「どうした?」


「どうしたの?円花。」


「私、彼氏が出来た!」


「何!良かったじゃないか!」


「まあ、良かったじゃない〜!おめでとう!相手は誰なの?」


「晋ちゃんだよ!」


「晋ちゃんって晋一君?」


「うん!」


「貴方、晋一君ですって!」


「良かったなあー!円花!
晋一君は真面目だし、礼儀正しいし、
父さんも晋一君なら大歓迎だぞ!大切にして貰いなさい!」


「そうね、お母さんも晋一君なら安心だわ。」


「ありがとうお父さん!お母さん!」


「じゃあ、今日はお祝いだな。母さんビールをくれ。」


「そうね、はいはい。」


お母さんは椅子から立ち上がり、ビールを持ってきた。


「じゃあ改めて…円花おめでとう、乾杯!」


「カンパーイ!」


あれから私は、両親に色んな話をした。


そして自分の部屋に戻った時、晋ちゃんからLINEが来ていた。
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