秘密の糸Season1㊤
フラフラした酔っぱらいが近づいてきた。


「姉ちゃん1人〜??おじさんが相手してあげよう
か〜?」


(え…何…。怖い!)


私は、震えてしまい足が動かなくなった。


その時


「俺の連れなんで」


涼汰君はそう言って、私の肩を抱き寄せた。


(涼汰君!?)


「行くぞ、美菜。」


「え…?」


そう言って涼汰君は、私の手を掴んだ。


そして、どんどん先に進んだ。
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